12.まとめ
      
  やっと最終章になった。我ながら一気に下書きを終え、急いでワープロ化したい。      
 終わりとして、いくつかの項目をまとめてみる。      
       
   ① 家族について     
    私の家族は全体的には口下手であり、ぺらぺらと流暢に話さないし、要領よく    
   喋れない。深刻な問題になるほど、寡黙になってしまい、心や気持ちをなかなか    
   言葉で言い表せない。このようにぺらぺらと喋るような原稿を書く私でさえ寡黙に    
   なるのである。喜怒哀楽を即座に素直に、言葉として表す事ができないのである。    
   それなら態度で表せるか、それもなかなかできない。一旦、腹に収めて、それから    
   どうしたらよかったのかと考え、反省してその対応策を講じるのである。その対応    
   策の表現こそ子供達の小さな行動であろう。私にとって、この小さな行動が非常に    
   うれしいのである。    
       
   ② ピンピンコロリについて     
    自分の希望、家族等の願いに支えられて、ピンピンコロリ(PPK)川を渡らずに    
   手術から生還できた。PPK川を渡らず、生きた命、延びた命である。今後幾たびか    
   PPK川がせまってくるかも知れない。またその機会が来ても、自分のやりたいことを    
   見つけ出し、しぶとく生きぬきたいと思っている。    
    もう少しすると膵臓腫瘍部の病理検査結果が出る。白か黒かのいずれかである。    
   今の私には白黒の判別はもう不要である。検査結果は今後の療養法に関連するだけ    
   である。私は、延ばしてもらった命を、大切にして生きたいのである。    
    創作したいという目標を持って、明日に向って行きたい。次の目標は、あわてて    
   下書きした原稿類を、十分に編纂する事だ。    
       
   ③ 本の編纂計画     
    書き下した原稿の編纂計画を列記する。    
   ⅰ、題目:PPKの潮時はいつ? 2017.02.12までにはブログに公開する。     
   ⅱ、題目:恩師発表会10年の想い出 2017.04.23 に発刊する。      
   ⅲ、題目:アルトハーモニカの吹き方 2018.02.12 に発刊する。    
       
  今の私がしたいもの。思いっきり大きなげっぷがしたい、くしゃみがしたい、おならが      
 したいである。これらの事は健康であれば容易くできる生理現象である。この生理現象が      
 満足にできない。健康とは実にありがたいことと再認識した。十分に療養して、普通の      
 生活に戻りたいと望みながら、ここで筆を置く。
                    下書き  2017.01.19 終了。 ベッドの袖机にて
 
       
       
  大手術で、私を無事に生還させ、さらに延命させていただいた病院の先生方に、深く      
 お礼を申し上げます。さらに昼夜を通じてお世話していただいている看護師、病院職員      
 の方々にもお礼を申し上げます。病気治療のために、私の願いごとを聞いていただいた      
 方々に感謝いたします。最後に私を終始見守ってくれた家族の皆にありがとう。
                     ワープロ 2017.01.25 終了。 病院の書斎にて
       
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